2023.12.27
保育園の入口が八百屋さんに
PROJECT -エントランス計画(保育園で八百屋さん)
エントランスは園の顔となる。
その園が大切にしてきた事・していきたい事を読み取り、空間で表現することができればという考えを持って、このプロジェクトを提案した。
提案した園は、ロケーション的にも畑の中に囲われた場所に位置している事もあり、既に食育を軸とした保育を行なっている。
果物の皮も即座に生ごみとして捨ててしまうのではなく、意図して子どもたちの見える環境の中で天日干しをし、それを堆肥化し、畑の土へと還す試みをしてみたりと、SDGsをこどもの原体験の中に当たり前の日常の一部として位置付けた保育を展開しようとしている。
又地域の協力を得ながら、こども食堂の運営をしたりと、園内に留まることなく、この地域全体の活性化を計るためにこの園が出来ることを考え、
地域における福祉施設としての役割を試行錯誤されている園でもある。
そこで、提案では近隣の畑で収穫した野菜を八百屋さんの様な体裁でつくり、実際に売ることも出来ればと考えている。
こども八百屋さんとして得られた収益は、こども食堂へと回していくなどの循環の仕組みづくりをもしていきたいと考えた提案となっている。