今はまだ行けない場所や、まだ出来ないでいる「時間」には価値があります。

園庭を設計する時には、意図して挑戦をしないと行けないところを計画します。設計者を含め、大人は、すぐに「出来る為の環境」を用意してしまいがちですが、失敗を繰り返しながら、出来ないでいる時間を費やし、その後、自分自身で達成し、「自分ってなかなか凄い！」と思える様な自己肯定感を育むことができる環境を作り出していくことが大切だと考えています。同時に、失敗を受け入れられる環境づくりも大切です。自分で自身の身を守れる様になる為に、必要な小さな怪我は受け入れつつも大事には至らぬ様、落下をしそうな箇所にはマットを敷くなどして、二次的な安全対策を施す等心掛けます。