WORKS

湖北白ばら幼稚園 園バスデザイン
2023.03/千葉県我孫子市

  • 01kohoku
  • IMG_2344 2
  • IMG_2382 2
  • IMG_2343 3
  • IMG_2342 2
  • 337844773_263747555980506_2217764153254923590_n
  • 後ろ
  • IMG_1784
  • 01kohoku
  • IMG_2344 2
  • IMG_2382 2
  • IMG_2343 3
  • IMG_2342 2
  • 337844773_263747555980506_2217764153254923590_n
  • 後ろ
  • IMG_1784
長い時間をかけて、この園が大切に大切に「あたりまえ」へと昇華してきた事を、この園バスを通じて、少しでも子どもたちに伝えていきたいと考え、このバスをデザインしました。
「雨が降ると、ちょっと嫌だなぁ…」と思うひともいたりするよね…
年長さんになったら「森で遊ぼう」で森に泊まりに行くんだよね…だからこそ、皆んなに知っておいてほしいんだけど、「雨が降る」って事は「森」が生きていく為には、とってもとっても大切な事なんだよね。
「森」に雨が降れば、木々の葉っぱも生き生きしてきて、どんぐりだったり果物だったり、色々な「実」が育ってきて、そこで暮らしている動物たちも、その実を食べたりしながら、森で生きていける様になるんだよね。
そうやって森は長い間ずっとそこにあり続けてきたんだ。
雨は、幼稚園の周りにある田んぼにも水を与えてくれていて、5月頃になると園の周りの田んぼが水でいっぱいになるでしょう。田んぼの水が「稲」を育て、それを収穫して人が手を加える事で、皆んながいつも食べているご飯になるんだよね…
畑にも水をまく事で、皆んなも知っている大根も出来てくるんだよね。
土に種を蒔いて水を与えて、葉っぱがだんだん大きくなって、地面の中では、皆んなも見た事があるかもしれない大根の白いところが育ってきていて、やがて時期がきたら収穫して、、
その大根を長く食べれる様にする為に、昔の人の知恵を使って「たくあん」が出来てきたんだよね。
水をまく事で、「土」の中も元気にしてくれていて…色々な生き物が土の中で暮らしていて、もしかしたら、カブトムシの幼虫もいるのかもしれないし、もっと小さな目には見えない生き物もいたり…時には、もぐらが土の中いっぱいに孔を掘っているかもしれないよね。。そこから、土の中に空気や水が入ってきて、色々な生き物が又、生き生きしてくるのかもしれないね。
いつもUさんがやっている「水まき」は、お花たちをイキイキさせてくれているよね。
水をもらった植物たちが育っていって、それがいつか大きな木になって、そんな育ちがあちこちであって、また「森」になっていくのかもしれないよね。
その森の中にある木を少しだけ切って、その木を使って、皆んながいつも居る園舎が出来ているのかもしれないね。
その園舎も、やがては土になり、、また森が育っていくんだよね。
子どもたちの目の前で、日々、当たり前に展開されている「暮らし」・「時間」
この「あたりまえ」の日常の一部を描いたバスとなっています。