こすもす保育園 2014.09/千葉県松戸市
「これから」を生きていく子ども達が育む環境ってどうあるべきなのだろう?
まずはひとりひとりの「育つ力を信じること!」
主人公となる「子ども達自身が育む物語」の脚本に奥行きをもたらすことが「環境」の役割である。
そこで、園舎・園庭・保育士・親・地域といった子どもの周りにある全ての要素が織りなし重なりあうことでなすべき役割を果たしていく「環境」の在り方を考えたプロジェクトでもある。
こすもす保育園の園庭では園舎構成でつくり上げた「庭」の設計コンセプトを引き継ぐことを心がけ、園庭内を、再度、遊具によって緩やかに空間を分節し、「天井のない保育室が集まる庭」として計画しました。
子ども達が自発的に選びとる環境に更に奥行きをつくり出すことで、遊びにも奥行きをもたらすことを意図しています。