園庭に出てきた時に、よく見られる子どもの行動の一つに「まず走る」と言う行為があります。
回遊性のある園庭では、目的を持たずに走り出しても、繰り返し回遊路を走りながら、やりたい遊びを選んでいきます。走りながら目的を作り出していくので、時間とともに遊びが安定していき、やがて遊び込む状態になっていきます。
一方で、回遊性を持たない園庭では、先ず園庭の端を目がけて走り出して行きます。そこに着く事が目的となり、次の動きが見つけづらくなり、その後の遊びが継続しづらくなってきます。
この事から、園庭を設計する際には回遊路をつくり、繰り返し走り回れる環境をつくり出す事で遊びの継続性が期待出来ます