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2024.04.15

「小さき人は暮らしを見て、色々な事を感じ取っている」

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今、第一線で活躍されている建築家然りデザイナー然り音楽家然り、創造的な活動をしている人は、大概にして小さい頃から、普段の暮らしの中で美しいものであったり、いわゆる本物が身近にある暮らしを経験して、それが原風景・原体験としての教材となった「現在」として育ってきている方が多い様にも思うのです。
そう考えると、幼稚園でも保育園でも、眼に映る環境であったり、或いは、感じ取る環境の全てに対して、とてもセンシティブでないといけないと思うのです。
(…と言う、私の勝手な提言です。)

これは置かれている物や空間然りなのですが、大人の「姿」も又、小さき人にとって、とてもとても重要な教材となっている…そう考えると今の大人の姿が彼らにとってどう映っているのか?人としての魅力がそこに表れて、小さき人が憧れるような暮らし方が出来ているのか?
必ずしも、いつもニコニコと笑顔な暮らしでなくても良いと思うのです。

今を真剣に真摯に生きていたり、熱量を持って生きていたり、或いは何か人としての魅力的な生き方が表れていたり、豊かさのあり方を知っていて、小さな事にも手間を惜しまず生きている姿があり、その姿が格好良く見える大人の姿であったり…
そんな姿に引っ張られて、小さき人が真似をする様な、そんな人が保育者であって欲しいと思うのですよね。
(仮に、仕事だからとしても、毎日何かを半分諦めてしまっているような大人に保育されていては、眼も心も育まれてはいかないと思うのです。)

あ、ちょっと話が脱線しているかもしれませんね、、

何を言いたいかと言うと、

「小さき人は暮らしを見て、色々な事を感じ取っている」

と言う事で、色々手間はかかるけど、物の置き方や空間然り、人の仕草や格好も然り、その全てが暮らしの中での教材である事を、ちょっとだけ意識して暮らしてみて欲しいなぁ〜
という園環境をデザインしている人間の戯言でした。