【園庭キーパーの必要性】
最近、思うのだが…園庭キーパーなる人の存在があって良いのではないかとも思う。
そんな事は保育者の役割だと言う人もいるであろう…しかしながら、日々の保育の中で、園庭をキープしていくには、それ相当な重労働になる事が沢山ある。
普段の保育担当とは別に、園庭担当者を配す事が出来れば、もしかしたら、何の問題もない事なのかもしれないが…園庭に植物を植えれば、必ず水や肥料をあげる必要が出てくる。地面を芝生にしたら、芝刈りもしなければならない。
又、命の大切さを知る上では動物も飼う事は、子どもの育ちにはとっても意味がある事だと思うのだが、しかし…昨今の働き方改革によって休日に餌やりも出来ず、飼育を断念せざるを得ない状況も多々見受けられる。
砂場も締め固まってしまえば、ほぐさなければ、子どもの遊びが発展しない。
全て、子どもと一緒にやれば良い…とも思うのだが、園庭での雑務は、それだけではまかないきれない事だらけである。
屋外の遊具などの製品は紫外線による劣化が激しくもなってきている。その点検も必要であり、重大な事故を起こさない為には日々のハザード点検がとても重要となってくる。
他人事、無関心、かつ、人任せにしてはいけない事だが…
保育の中では、ノーコンタクトタイム・ノンコンタクトタイムと言うように保育士間での意識共有の為の時間をも色々やりくりしながら、作り出していかなければならない。
そんな中で…園庭には中々、手も回るはずもなく…(本音を言えば、園庭にこそ力を入れてほしいし、そこに保育と教育の根本的なものがある様にも思っているのだが…)
そこで…やはり、本格的に園庭キーパーなる存在が必要になってくる。
これまでは、多くの園では運転手さんや用務員さんがそれをまかなってきているケースが多い。
ただ、ぼくがイメージしているのは、ちゃんと保育の狙いを理解して、雑草も抜き過ぎず、子どもの遊びを見守りながら、支えくれる存在で、(アトリエリスタ的な園庭に特化した人…?)
その環境の中で自然状況に応じて臨機応変に対応してくれる人の存在が必要だと思っている。
実は、そんな人の存在が、これからの教育をも変えてくれる本当の意味での教育者の姿なのかもしれないとも思ってもいる。専門の間合いを外した教育のあり方…と言うか?