釜井台幼稚園2019.11/栃木県宇都宮市
園庭での「暮らしと遊び」をテーマとしたコンセプトを組み立てて作り上げた環境です。
園舎内と密接に結びついた関係の中から園庭の在り方を導き出した計画となっています。
給食室の前には畑を計画し、その周囲にはお店屋さんごっこハウスや休憩出来るベンチ小屋等々を設け、更にそれらのハウスが集まる事で居心地の良い中庭を形成。そこにウッドデッキやパーゴラといった要素とともに手押しポンプを設置し、そこから流れ出て行く水が川流れとなり、砂場まで流れていく…等…全てがつながっている場所として計画してあります。
乳児の庭は部屋から、そのまま外に出て起伏のある人工芝の丘を計画、登った先からは園庭全体を見渡せる様になっています。
未就園児の庭には、カフェと連動して大人も居心地の良い空間である事を意図してつくりました。
又、中央に配した欅丸太は、園舎建て替え以前に園庭にあった欅の木の記憶を継承する事も意図しています。